ナカムラマコトの世界 / Мир Макото Накамуры

漆工芸家「中村真」の作品と展示情報を主に、かつて暮らした中央アジアの風景と工芸にも触れていきます。

繕いを見立てる

Posted by nakamura.m on  

金繕い錫


ぽっかりと、浮かぶ雲から、稲びかり

 3月にご依頼があり、このたび納品した蕎麦猪口の繕いをご紹介します。
白磁には錫の暖かみのある銀色仕上げが似合うと思ってます。
繕いあとを、何かに見立てるなら、私の場合は冒頭に記した駄句ような「景色」になりました。

 そもそも、割れや傷を金で優美に目立たせ、器に現れた「景色」として鑑賞するなどという発想は、はっきりとした四季のある自然の中で、移りゆく世の万物に敬意を持ち、物語りを見いだして楽しむことができた、日本人特有の積極的で優しく豊かな感性なのだと言えるのではないかと。


特に春から初夏の、季節の変わり目は雷鳴轟くことも多いです。
その風景を描写した、留学当時の懐かしい文章を記しています。
http://nakamuramakotolab.blog.fc2.com/blog-entry-20.html

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