ナカムラマコトの世界 / Мир Макото Накамуры

漆工芸家「中村真」の作品と展示情報を主に、かつて暮らした中央アジアの風景と工芸にも触れていきます。

生活の中での見立て

Posted by nakamura.m on  

あけぼの椀
 私にとってほたて貝といえば、冷凍の貝柱であり、殻付きに至っては大型かつ高値なので気軽に購入することはありませんでしたが、つい先日近所のスーパーつるかめで、殻のままの稚貝がたくさん入って一パック100円足らずで売っていましたので購入。砂抜きいらずとのことなので夕餉にさっそくきしめんの汁にしました。
 ほたて貝が、殻ごとうつわに入っている姿を想像することは今までありませんでしたが、その姿にあらためて「ほたて=帆立」を言い現しているんだなと感動した次第。これはまるで帆船じゃないか。。
 よそったうつわは我が家の日用使い、名付けて“日の出椀”。ほたて貝が風を受ける帆船のように思えてくると、うつわの暈して塗った朱とあわせて、朝陽差すまぶしい異国の港の風景のように思えてきました。
 一杯の帆立きしめんから、大海原に旅に出るようなおおきな気持ちになる事が出来た贅沢。生活の中でこんな気付きがあってもいいと思います。




作品名:日の出椀
サイズ:高6センチ×径18センチ
素材:木、漆
技法:きゅう漆

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