ナカムラマコトの世界 / Мир Макото Накамуры

漆工芸家「中村真」の作品と展示情報を主に、かつて暮らした中央アジアの風景と工芸にも触れていきます。

金継ぎの本「ゼロからの金継ぎ入門」のこと

Posted by nakamura.m on  

表紙トリミング



出版のお知らせです。
 学生時代の先輩であり、大学研究室勤務時代の同僚でもある美術家の伊良原満美さんと共著でまとめた金継ぎの技法書「ゼロからの金継ぎ入門」いよいよ6月3日に出版の運びとなりました。
 金継ぎ技法書において、合成塗料や接着剤を用いることのない技法書は画期的で、おそらくはじめての試みではないかと思います。故に多少専門的な内容を少しでも判り易く表現することに力を注ぎました。とはいえ、技法書としての構成をここまでに昇華したのは編集の野田耕一さんの編集力の賜物なのです。脱帽!
 出版元である、誠文堂新光社の西尾さん、推薦文を快く引き受けていただいた東京藝術大学漆芸研究室三田村有純教授、制作スタジオとしてお世話になりました祖師谷陶房の皆様、いつも気にかけて下さるとても多くの皆様のお力添えのおかげでどうにかここまで漕ぎ着けることができました。厚く感謝申し上げます。ぜひ一人でも多くの皆様のご拝読賜りますよう心よりお願い申し上げます。

以下本書より抜粋 -著者ごあいさつ-

 グローバル化の進む昨今、内外問わず日本の文化に対する感心が高まりつつあります。その流れの中でも、金継ぎは独特な日本の美意識を象徴するものとして世界に紹介されはじめています。
 金継ぎの知名度が増すにつれ、最近は国内外においても自分で金継ぎをしてみたいという方が徐々に増えてきています。また、新素材による金継ぎを体験された方の中からも、漆を使った金継ぎを本格的に追求したいという声も多く聞かれ、実際に感心が高まりつつあると感じています。
 しかし、漆の素材を取り扱うことに関して情報不足ということもあり、一歩を踏み出せない方が多いというのが実際ではないでしょうか。本書は、その一歩を踏み出せるようにとの願いを込めて、制作させていただきました。
 漆の扱い方にはいろいろな方法があり、完成へのアプローチも一通りではありません。それゆえ、最善への追求に終わりはありません。金継ぎにたずさわる方それぞれに理論や哲学があるとは思いますが、その上で本書が多少なりとも参考となればとても嬉しく思います。
 漆に関る者として本書を通して微力ながらも漆の発展に貢献できることを願ってごあいさつとさせていただきます。
中村 真



















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