ナカムラマコトの世界 / Мир Макото Накамуры

漆工芸家「中村真」の作品と展示情報を主に、かつて暮らした中央アジアの風景と工芸にも触れていきます。

まつり事の表現の話

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収穫の祭壇
 例えば、我が家の食料の話ですが自給自足ではありません。
ですから日々の食事をいただくときは無意識に感謝の気持ちをが湧き上がります。
その感謝の気持ちは何を相手にしているのかと考えると、お百姓さんをはじめ、食料に関わる数しれない従事された人々になるわけで、また、自然や宇宙の摂理にもなるわけで…ぼんやりとした、くもを掴むような、よんどころのない曖昧模糊な宙に放り出されてしまいます。
ともあれ、ひとはまつり事をおこなうことで、様々な気持ちを具体的に整理して、表現してきたという事が言えるでしょう。
 さて、この作品は「ありがとう」をテーマとした空間を規定のアクリルの箱の中に表現するといった企画展示に参加、発表したものです。







作品名:収穫の祭壇
サイズ:高さ30センチ×幅30センチ×奥行き24センチ
素材:乾漆のうつわ、染めたコメ、稲、木


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”花のアクセサリー”の話

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バッジ2013花


気軽に身につけることができるような春の花のバッヂです。
杏子の花を思い浮かべながらかたちを決めましたが、色とりどりな色合わせにしています。
制作を決めた時、とある光景を思い出していました。
http://nakamuramakotolab.blog.fc2.com/blog-entry-29.html


作品名:花のバッヂ
サイズ:縦2センチ×横3センチ×高さ1センチ(金具除く)
素材:木、漆、金箔
技法:きゅう漆、白檀塗り

身につけるものの話

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フンザ宮殿


パキスタン北方の村々は、交通網が整備されていなかったこともあり、ごく最近まで容易に近づくことができなかったからか、未だに中世の文化が色濃く営まれています。
中世の文化でアクセサリーの役割はというと、いつ戦がはじまってもすぐに逃げられるような準備として財産を身につけて持ち運べるようにしたという側面が多分にありますが、日常では、単純に綺麗だからとか、いい匂いだからといった理由から、気に入った野の花を摘んだり、鳥の羽をアクセサリーのように身につけたりもするようです。
私が訪れた5月の時期は、ほのかに上品な甘い香りを漂わせるナツメヤシの花が旬だったらしく、けっこうあちらこちらで気軽に耳や帽子に花をつけた人々と会うことができました。

”身近なうつわ”の話

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瓢箪椀


ここ十年くらい瓢簞でうつわを作っています。
きっかけは瓢簞を分けてくれる方とであったこと。自分でも瓢簞を育ててみたこと。
形を作ることは自然にゆだねるとして、私はそのかたちの中から美しい形を切り取るだけなので、この”うつわ”は私の作品というより私が参加して出来上がったような存在。

瓢簞は、かたちが不揃いなことと、数を大量にあつめられないこと、下処理の手間がかかることなど、なんとも面倒なことが多いのですが、軽くて、加工し易くて、丈夫で素晴らしい材料です。そして、実際に使ってみると手放せない気持ちになります。なんで、今までなかったのだろう。

再発見なのか、新発見なのか。自分でもよくわからない作品です。





作品名:瓢簞のうつわ
サイズ:さまざま
素材:瓢簞、漆、麻布
技法:きゅう漆、暈し塗り



テレビ放映の話

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ぶらり取材


「ぶらり」とした話です。

日本テレビ2月9日(土)朝9:30から放映「ぶらり途中下車の旅」新京成線で、タレントさんが我が工房にぶらり。その様子が放映されました。
http://www.ntv.co.jp/burari/contents/detail_2681725.html
それにしてもテレビ制作社のリサーチ力には脱帽です。

毎日自宅工房で作業している私。「ご主人いつもぶらぶらしているけれど、いったい何やっている人なんだろう?」と近所の人から不思議がられていますが、この放映で少しでも疑惑が晴れればいいと思います。


ウズテレビ取材
 テレビ取材を受けた経験は日本ではまだあまりありませんが、ウズベキスタンでの3年間で10回くらいになりました。
ウ国では珍しい日本からの留学生として、芸術アカデミーの伝統楽器工房に出入りをしていたのだから、「物作りを通してウズベクと日本の文化を繋げる人物」などと随分と興味を持たれ取り上げられたものです。
 しまいには、30分番組の半分くらいの特集になったりして、放映の翌日に街でタクシーに乗ると「テレビに出てましたね!」とドライバーのおっさんが話しかけてきたあげく、後ろを向きながら運転するなんてこともありました。
 この番組は今も繰り返し放映されているそうですが、国営放送からはひとつも録画のDVDを受け取ることができずにいます。
ともあれとても名誉なことで今もありがたく思っております。


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