ナカムラマコトの世界 / Мир Макото Накамуры

漆工芸家「中村真」の作品と展示情報を主に、かつて暮らした中央アジアの風景と工芸にも触れていきます。

2018、春の展覧会。於、青山桃林堂

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2018/3/桃林堂kikuraのおべんとう

満開の便りに乗せて。

隔年で開催させていただいている、青山桃林堂画廊での、kikura-器の蔵-の企画展覧会。
今年のお題はおべんとうです。
今週は穏やかに春の散策を楽しめそうです。ぜひ足を御運びくだされば幸いです。

kikura -器の蔵- 展
出展者:岩淵 真理、永井 江利子、西山 陽、中村 真、渡辺 国夫
概要:陶、磁、漆、金工、、、。暮らしにとけ込む幸せをお届けする ギャラリーKiKuRaの作家たち。今回の展示会では『おべんとう』をお題にした新作を中心に 日々の生活を豊かにする作品をそろえて青山にやってまいります。

会期:2018年3月27日(火)~4月1日(日)
時間:10:00〜19:00
最終日4月1日(月)は16:30までの開廊時間となります。

私の在廊予定は27(火)、29(木)、1(日)は全日。28(水)、31(土)の日中はできるだけ在廊します。
30(金)は他所で金継ぎ講座がありますので、私は在廊しておりませんが、他の出展作家もおります。

青山桃林堂の案内







































































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企画展「こころのカタチ」に参加します

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 東武東上線、川越市駅からすぐ。西武新宿線本川越駅からも徒歩圏内に、ギャラリー "ruriro" ルリロ が今週15日から新規開廊。10日間にわたるオープニングの展示会「こころのカタチ」に漆芸作品と金継ぎを展示します。 
 ここのギャラリーのオーナーさんは以前個展で大変お世話になった縁です。
 オーナーさんのお人柄が表れた、素敵空間にそれぞれの作家の個性が心地よく調和していて心地よい場所に、ぜひ多くの方がお立ちよりくださればと思っています。
 様々な壁を乗り越えて、夢のギャラリーを実現された、長年の情熱には頭が下がります。ようやくスタートラインです。今後末長く共に成長して行きたいと思っています。皆様におかれましてもぜひ、川越といえば"ruriro"とご承知の程よろしくお願いいたします。

 ギャラリー情報には載ってませんが、15日(木)の18時からちょっとした会を催し、そこでウズベキスタンの民族楽器 ”ドゥタール” 演奏家、駒崎万集さんが演奏で賑やかしをしてくださいます。

 さらに、大事なお知らせ。4月2日から、毎月第一月曜日にここ "ruriro" で金継ぎ講座を開催します。
それに先立ち、期間中の17日(土)13時から金継ぎ相談会を開催します。

詳細情報は下記リンクをご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします。
"ruriro" ブログ
"ruriro" ルリロ フェイスブックページ







































今年も京王百貨店で展覧会

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2017:京王DM写真

2017:京王DM写真

今年も京王百貨店での展覧会に出品いたします。
昨年に続いての機会にありがたいことです。
百貨店では様々な催事もあるので刺激的。最近の私は工房に引きこもりがちなので社会勉強に励む機会になります。

何かと慌ただしい年の瀬ですが、ご高覧の程どうぞよろしくお願いいたします。

会期:2017年12月21日から27日迄
会場:京王百貨店 新宿店6階 美術・工芸サロン
時間:10時から20時半(25日までの平日)。24・26日は20時まで。27日は16時閉場ですのでご留意ください。



































































外国人が見る金継ぎの眼差し

Posted by nakamura.m on  

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*講演会のセッティング。クラブラウンジにて

 東京のど真ん中。溜池山王にある、ANAインターコンチネンタルホテル東京では「金継ぎ」をデザインベースとした客室の改装を行い、11月4日のオープンに先立ちメディア内覧会を開きました。その中で金継ぎ解説の講演のパートがあり、漆の金継ぎのお話してきました。

 「金継ぎ」は日本人が思っている以上に海外から日本を代表する不思議でかっこいい物、独特の文化または考え方として注目されているらしいのです。
 新装した客室は「金継ぎ」の要素が広がる空間。コンセプトは時代を繋ぐ、街と人を繋ぐ、繋いで作る新たなもてなしなどですが、そこには金継ぎの表層である金の線がデザインされたカーペットや絵画が飾られ、金継ぎ風デザインのアルミ鋳造ボウルなどがあり、南部鉄瓶のティーポットや、箱根細工の飾り箱など、外国人目線から見た伝統的日本のイメージと「金継ぎはとにかくカッコいい!」という熱意が上手く調和していて、新鮮かつ洗練されたなかなか素敵なものでした。
 フランスあたりのデザイナーかと思いましたが、シンガポールのデザイン事務所のアイデアだそうです。

金継ぎアート(抽象絵画)_convert_20171026224628
*金継ぎ絵画


金継ぎ柄のカーペット_convert_20171026224830
*金継ぎカーペット


金継ぎ柄のアルミ鋳造器_convert_20171026224810
*金継ぎ柄ボウル(鋳造アルミ製)


 昨今の金継ぎの広まりの中で、例えば、漆で行う伝統的で利にかなった金継ぎもあれば、接着剤を使った金継ぎワークショップ「1日体験!日本の心、金継ぎで侘び寂びを楽しむ」などといった旅行パッケージが外国人向けにあったりで、私は主観的にはいろいろ思うところありますが、それはさておき「金継ぎ」とされるものひとつにしても捉え方は多角的なのだと感じてます。

 金継ぎに関わらず、外国人による日本の未知の文化の断片に対する憧れのイメージ抽出と濃縮の仕方は、時代を超えて繰り返されているようです。
 古い話になりますが、まだ世界が未知にあふれていた頃、例えば大航海時代の話。さらにその後18世紀頃の東インド会社が大成功を収めた大探検ブームの時代。貴族はこぞってまだ見ぬ世界の文物の蒐集に熱を上げていたのです。

 2003年、漆の研究の一環でドイツの田舎にある東インド会社があった頃の成金貴族の廃城を巡る調査をおこないました。そこで見た物を一部紹介します。

東洋の間(日本)_convert_20171027005619
*日本コレクション室(漆塗り、蒔絵仕立ての部屋)

東洋の間(中国)_convert_20171027005523
*中国コレクション室(中国染付磁器仕立ての部屋)

 「全ての建物が黄金でできた国があるのだ。」と探検家の与太話が真実味を持って語られ、その証拠として持ち帰ってきたという漆黒に輝く金で精緻な絵が描かれた箱を蒐集できたとすると、それを陳列するために部屋をしつらえます。「日本室」と名付けられたその部屋は、工夫して創作した漆風の塗装技術「ジャパニング」を駆使し、想像上の「日本らしさ」のデザインで装飾された空間となりました。今でいう博物館ですが徹底してますね。

 わずかな手がかりから広げた想像力の産物は、熱量が高く若々しい。まだ見ぬ日本への、片思いにも似た憧れで満ちていて、当然日本人の私の目から見るととても奇妙で歯痒いのですが、同時になぜか愛おしく嬉しくなるものでした。

 このように認識がはっきりしないからこそ夢見るように想像が膨らむという素敵さは魅力的だと思うのですがこういう感覚はいかがでしょうか。今、世界に紹介されはじめた金継ぎは、まさにその地点にいると思うと金継ぎにとって、今は面白く、夢見ることが許される、なんと幸せな時代だなと思います。

 講演はその視点を押さえると同時に、漆があってこその「繋ぐ」金継ぎなのだという話にしましたが、お聞きくださった方には響きましたかどうか。
メディアの皆さんが対象の講演会でしたので、その点を上手く掬って記事にしてくれると嬉しいのですが。。。

記者の皆さんの奮闘に期待しましょう。

金継ぎカクテル_convert_20171026224719
*金継ぎをイメージしたカクテル「明星」 















2017秋、展示のご案内

Posted by nakamura.m on  

2017/09/はとこ展4



 この秋、10月には展示が控えています。

 場所は昨年春に個展でお世話になった外苑前のギャラリー、アートスペース モルゲンロートさん。
今回は切子ガラスの作家、小川郁子さんと漆の私との二人展。

 小川郁子さんは、日本工芸会の公募展である日本伝統工芸展を発表の主軸に作品を発表しています。作品はよく見られる幾何学パターンが規則正しく刻まれるような”切子”の概念とは異なり、自由を感じさせる大胆な構成と、破格に深い彫り込みが軽妙に響きあうのが持ち味で、一目見てとってもおしゃれで美しいです。また、現代のガラス工芸の旗手として雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアにも取り上げられることが多いので、本人の飄々と飾らない姿をどこかで目にしたことのある方も多いと思います。
 そんな小川さんは私とはハトコつながりであり、たまたま時同じく活動中。我々は残念ながら先祖をどこをどう遡っても芸術一族というわけではないのですが、偶然の縁を大切にしたいなと思って企画しました。

 切子ガラスと乾漆のそれぞれの素材感は、見た目は透明感に対してこっくりとした黒、手にした時の重厚感に対して軽やかさ、ひんやり感に対してほっこり感など、対比する要素が多い分展示の挑戦のしがいがあるというもの。
 そして、せっかく二人展なのだからとあえて組み合わせた共作もお披露目します。

さて、今回の展示はどのような空間となることやら。テーマは神無月。本番までドキドキです。

神無月の漆と切子
会期:2017年10月18日(水)から10月29日(日)*月・火曜日 定休日 
小川郁子(切子) 中村真(漆芸)
時間:13:00~19:00(最終日17:30まで)
会場:アートスペース モルゲンロート / art space morgenrot
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目4-7 第7SYビル1F
東京メトロ銀座線 外苑前駅 神宮球場方面改札 1a出口より 約5分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅 4A出口より 約8分
電話番号 050-3740-0628
ギャラリーHP、所在地案内
























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